ごっつぉ 岩手県紫波町産 もち姫
![紫波町の山々のもとで大切に育て上げた「もち姫」](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo01_67a22434-634a-41dc-9aed-8ecc52f766d0.jpg?v=1707886726)
![もち小麦 もち姫](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo03-1_580af342-0ec3-475c-bd93-d9c024d12666.jpg?v=1707886726)
![弾力のある食感と抜群の喉ごしを両立する、世界初のもち小麦](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo03-2_c0254e45-7124-4693-b2c4-1710e1d8a8e0.jpg?v=1707886726)
「もち姫」は、農研機構東北農業研究センターが世界で初めて開発したもち小麦だ。もち姫は「はつもち」という品種の子どもで、もち性デンプン(アミロペクチン)が多く含まれている。一般的な小麦に比ベアミロースを全く含まないために、餅のようなもっちり感とつるっとした喉ごしの良さを兼ね備えた加工特性がある。パンやうどん、岩手の郷土食「ひっつみ」など、さまざまな料理に活用が可能。
![岩手県 紫波町](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo04-1_73e75bb9-4f68-4175-ad04-745e7e493d2e.png?v=1707886726)
![紫波町の山々のもとで夫婦が力を合わせて育て上げた「箱入り娘」](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo04-2_42a5c6ae-416c-4793-9f87-9602d5d10cd2.jpg?v=1707886726)
![もち姫](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo04-3_d1645e40-6e03-4fbe-a8d8-e5364a2309f4.jpg?v=1707886726)
![もち姫](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo04-4_66d7300d-cc46-4447-9d27-f71a0e7b7a3b.jpg?v=1707886726)
![つむぐ風土 Story](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo05-1_e1eaeadc-ab07-44eb-b116-8c4ac06ce893.png?v=1707886726)
もち小麦「もち姫」生産量日本一の紫波町では、東根山(あずまねさん)や新山(にいやま)などの山々が連なる自然豊かな風景が広がり、広大な田畑が多彩な農産物を育んでいる。春はミネラル豊富な雪解け水が田畑に行き渡り、冬は雪が一面に降り積もる同町は、もち姫が丈夫に育ち、多くの穂を実らせるために最適な環境だ。
![つむぐ風土 Story](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo05-2_a17f5bc2-094a-4dca-ba4e-2009794326af.jpg?v=1707886726)
![つむぐ人 Story](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo05-3_6e8e8894-366f-4809-b94e-2fdc6d63311e.png?v=1707886725)
強く、やさしく育てる親心
もち姫の種まきは9月下旬頃。11月頃には10cm程に伸びた新芽に麦踏みが行われる。もち姫を生産する藤尾秀篤さんは「もち姫は踏まれることで強くなり多くの実をつける」と語る。12月には厳しい冬が訪れ、畑にはふかふかの雪が積もる。この雪が「布団」の役目を果たすことで、もち姫は冬でも健やかに成長し、さらに多くの実をつけるのだという。順調に育ったもち姫は6月後半の梅雨の時期に収穫を迎える。ただし、雨が降り麦穂に水分が多く含まれている状態では収穫できないため、藤尾さん夫婦は、わずかな晴れ間を見て収穫を行う。
よりたくさん、より安全に届ける
7年前からもち姫の生産を開始した藤尾さん。「それまで育てていた別品種の小麦が縞萎縮病などに弱かったために、もち姫に切り替えた。もち姫は非常に育てやすい品種で赤カビ病などにも強く、収量も上がった」と評価する。生産の際に気を付けていることは、アレルギーヘの配慮だという。特定の畑で小麦を育て続けることによる品質や収量の悪化を防ぐため、蕎麦やもち米も育てているが、生命力の強い蕎麦は小麦の中に紛れ込んで育つ可能性が十分あるという。これは、蕎麦アレルギーの人にとっては致命的な問題であり、藤尾さんは絶対に驀麦が混ざらないように細心の注意を払う。藤尾さんは「もち姫を使った料理では、ひっつみが一番好き。つるんとしたのど越しがいい」と太鼓判を押す。自身も所属する志和「もち姫」生産集団は、農協や地元企業などと連携し、関連商品の販売促進や小麦の収穫イベントなどを積極的に開催。もち姫の普及に取り組んでいる。まだ小さなつぼみのようなもち姫が全国に名前を響き渡らせる日を夢見て、藤尾さんは真面目に、誠実に「愛娘」を育てていく。
![もち姫](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo05-4_17f1826c-92d0-4af6-8cc7-ceaf45eec074.jpg?v=1707886726)
![もち姫](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo05-5_48fffea4-d29e-4db5-9c89-3b152e143b43.jpg?v=1707886726)
![岩手の食がつむぐ物語](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo06-1_0f4c3a0e-3d68-45ab-9226-2b95500dee7d.png?v=1707886726)
![つむぐ料理人 Story](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo06-2.png?v=1707886726)
数百種類のパンに変化する原料、小麦に魅力を感じ、製パンの道へ進んだPanoPanoの菊池さん。同店でキャリアを積む中で、もち姫で作るパンに「従来の小麦粉で作るパンでは実現が難しい、保水性やのど越しの良さなど、面白い特徴がある」と可能性を見出した。2015年に初めてリリースした、もち姫使用商品は、今では、PanoPanoで提供される約100種類の商品のうち、2割を占める。のど越しの良さから小さな子どものほか、パンを飲み込むのが大変なシニア層にも人気。特にも改良に改良を重ね3代目となった、「もち姫食パン」は売上ナンバーワン商品だ。菊池さんは、今後、仙台など大きな都市圏への進出により、もち姫の良さを着実に広めていきたいと意気込む。
PanoPano
盛岡向中野店
〒020-0851
岩手県盛岡市向中野5丁目31-15
TEL:019-613-6262
営業時間8:00〜19:00
定休日/第1~第4月曜日(祝日営業)
矢巾岩手医大店
〒028-3609
岩手県紫波郡矢巾町医大通2丁目1-1
トクタヴェール内
TEL:019-601-3915
営業時間10:00〜18:00
定休/日曜日・祝日
![PanoPano](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo06-3_f4f658b1-23df-4b05-80c2-bad8e7025e6f.jpg?v=1707886726)
![もち姫を使用したパン](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo07-1.jpg?v=1707886726)
![もち姫を使用したパン](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo07-2_c71e0bd3-1dad-45bf-b544-ef94663d1c4b.png?v=1707886726)
![白石食品工業㈱ リテイル事業部係長](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo07-3_54e46fc0-ca34-49ad-8273-7d03fd481b47.jpg?v=1707886726)
白石食品工業㈱
リテイル事業部係長
きくち まさのぶ
菊池 正延 さん
東北地方を中心にバンや菓子類を製造する白石食品工業で、焼き立てパンを提供する「PanoPano」ブランドの立ち上げに携わった菊池さん。2016年にPanoPanoの店長に就任。現在は盛岡向中野店と矢巾岩手医大店の2店舗の運営を統括する
![つむぐ料理人 Story](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo06-2.png?v=1707886726)
盛岡市の南、門地区で平日でも順番待ちの車が行列を作る、うどん工房かたつむり。国産小麦をベースに、岩手県産のもち姫を約2割配合した自家製うどんが人気の店だ。もち性小麦が世界で初めて開発されたとの記事を目にし、もち姫を使い始めた神山さん。もち姫の魅力は、その「不思議さ」と語る。具体的には、ぶっかけうどんは単なるコシだけではなくグミグミもちもちの食感もあるほか、カレーうどん・かけうどんにすると外側がふわっと柔らかく仕上がり、だしを吸いやすくなるだけでなく、麺の中心にむかって歯が食い込むほどに「もちもちさ」も感じられる。こうしたもち姫の特性を生かして、神山さんは新感覚のうどんを今日もひたむきに作り続ける。
うどん工房
かたつむり
〒020-0823
岩手県盛岡市門2丁目17-15
TEL:019-624-1855
営業時間11:00~15:00
(L.O. 14:30、麺がなくなり次第終了)
定休日/火曜日
(その他の休みはSNS等で確認)
![うどん工房かたつむり](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo08-1.jpg?v=1707886726)
![ぶっかけうどん](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo08-2.jpg?v=1707886726)
![ぶっかけうどん](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo08-3.png?v=1707886726)
![店長 神山央巧さん](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0658/2599/7043/files/gottsuo08-4.jpg?v=1707886726)
店長
かみやま なかよし
神山 央巧 さん
「幼少期に母と堪能した四国のうどんを岩手の人にも食べてもらいたい」と、岩手県内の有名ラーメン店で経験を積んだのち、香川・大阪でのうどん修業を経て、2018年「かたつむり」の店長に就任。店名は「ゆっくりでも一歩一歩前に進み、丁寧な仕事で皆様に愛される店に」との思いから。