MORIOKA
盛岡が継ぐ、
茶の湯釜の系譜。
盛岡の南部鉄器の起源は、17世紀中頃、南部藩主が京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたことに始まると伝えられています。
江戸時代を通じて茶の湯文化とともに磨かれた鋳物の技は、明治以降は鉄瓶へと展開し、芸術性の高い製品づくりが盛岡の伝統として受け継がれてきました。
掲載 14点 薫山工房・田山鉄瓶工房・岩鋳・紅蓮堂・虎山工房
いわてバーチャル物産展 南部鉄器・鉄瓶
岩手県、南部鉄器協同組合・水沢鋳物工業協同組合の正規組合員による作品。焼型製法による、伝統工芸士の手仕事をお届け致します。
岩手県の南部鉄器は、南部鉄器協同組合(盛岡)と水沢鋳物工業協同組合(奥州)という二つの組合に所属する組合員メーカーが、長年にわたって伝統技法を守り続けています。
本ページに掲載するすべての鉄瓶は、いわてバーチャル物産展がそれぞれの組合員メーカーから直接仕入れた、組合員製品です。
盛岡 / 南部鉄器協同組合
14点
薫山工房・田山鉄瓶工房・岩鋳・紅蓮堂・虎山工房
水沢 / 水沢鋳物工業協同組合
8点
工房和秋・南部成龍堂・及鉄鋳造所宝鉄堂・奈の花
鉄瓶の市場では海外で製造された模倣品の流通が報告されているとされています。
本ページでは、各商品の作家名・工房名・容量・素材・製法・産地を明記し、組合員製品としての来歴をご確認いただけるように整えました。
掲載するすべての鉄瓶は、約80工程の手作業からなる焼型製法による南部鉄瓶です。
型の作成から仕上げまで、一品一品が職人の手によって仕上げられています。
二つの組合と各メーカーの個性については、次の岩手・二大産地のストーリーでお伝え致します。
ORIGIN
MORIOKA
盛岡の南部鉄器の起源は、17世紀中頃、南部藩主が京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたことに始まると伝えられています。
江戸時代を通じて茶の湯文化とともに磨かれた鋳物の技は、明治以降は鉄瓶へと展開し、芸術性の高い製品づくりが盛岡の伝統として受け継がれてきました。
掲載 14点 薫山工房・田山鉄瓶工房・岩鋳・紅蓮堂・虎山工房
MIZUSAWA
奥州(水沢)の鋳物は、約900年前、奥州藤原氏が鋳物師を招いたことに始まると伝えられています。
日用品の鋳物から発展した水沢の鉄瓶づくりは、本体製造・鉉(つる、取っ手)専門・着色専門・箱製作・デザイン専門と、それぞれの工程を担う職人たちの分業体制によって支えられてきました。
掲載 8点 工房和秋・南部成龍堂・及鉄鋳造所宝鉄堂・奈の花
鋳物師、鉉鍛冶、着色師、箱師。約900年、分業が育てた職人の里。SINCE 1959
二大組合の連合と、現在の体制。
南部鉄器協同組合(盛岡)と水沢鋳物工業協同組合(奥州)は、昭和34年に連合会を設立し、現在も全県的な組織のもとで共同の業界振興に取り組んでいます。
本ページの鉄瓶は、この二つの組合の組合員工房から、いわてバーチャル物産展がそれぞれ直接仕入れた作品です。
MAKERS
南部鉄器を支える盛岡・水沢、9つの工房。
それぞれが受け継ぐ技と作家性を、ここでご紹介します。
MORIOKA / 伝統工芸士 1994年認定
伝統工芸士 田山 和康 作
岩手県滝沢市大釜風林
半世紀以上にわたり手造りの南部鉄瓶を生み出し続ける工房。
盛岡藩召抱え釜師第十三代・鈴木繁吉盛久氏に師事し、近年は古来のたたら製鉄による和銑(わずく)作品にも取り組んでいます。
MORIOKA / 伝統工芸士 1994年認定
伝統工芸士 佐々木 和夫 作
盛岡手づくり村内(昭和12年創業)
三代目薫山を継承する佐々木和夫氏は、伝統工芸士・浅田薫山氏に師事。
木型・鋳型作りまで一貫して手がけ、初代薫山が戦前に日本工芸大賞を受賞した由緒ある意匠を受け継ぎ続けています。
MIZUSAWA / 経済産業大臣賞受賞作家
伝統工芸士 佐々木 奈美 作
岩手県奥州市水沢(2019年独立)
本LP掲載の作家陣で唯一の女性作家。
南部鉄器伝統工芸士・及川喜徳氏に師事し、及喜鋳造所で修業の後に独立。
屋号には「奈美」と春を告げる菜の花の明るくやわらかな印象が重ねられています。
MORIOKA
伝統工芸士 葛巻 元 作
岩手県盛岡市(2015年設立)
虎山工房・前田知行氏に師事し、2015年に独立。
過度な装飾を控えた端正な姿と、使う人への細やかな配慮を大切にしています。
MORIOKA / 伝統工芸士 2001年認定
伝統工芸士 前田 知行 作
盛岡手づくり村内
三代目虎山として1991年襲名、2001年伝統工芸士認定。
重厚感と使いやすさを兼ね備えた、伝統意匠から現代的造形まで手がけています。
MORIOKA / 明治35年創業
伝統工芸士 清茂 作
岩手県盛岡市
「清茂」の名は岩鋳初代社長・岩清水彌吉氏に由来する作家名。
現在は八重樫亮氏が三代目として受け継ぎ、2011年伝統工芸士認定。
古典から現代造形まで手がけます。
MIZUSAWA / 日展作家・現代の名工
伝統工芸士 及川 栄喜 作
岩手県奥州市水沢羽田 田茂山
2代目鉄として、父・及川鉄氏に師事。
日展作家・伝統工芸士、「現代の名工」と称される鋳金作家で、伝統工芸士認定試験の審査員も務めています。
MIZUSAWA / 伝統工芸士 2022年認定
伝統工芸士 及川 光正 作
岩手県奥州市水沢羽田町(1951年操業)
父・岩手県卓越技能者の及川斉氏に師事し家業を継承。
砂鉄を素材に、わずかな弦鍛冶職人しか作れない「袋弦(くるみ)」を採用するなど希少仕様の鉄瓶を手がけます。
MIZUSAWA / 日展作家・伝統工芸士
伝統工芸士 金野 和司 作
岩手県平泉町(1982年独立)
佐秋鋳造所を営む父のもとで道に入り、平泉にて独立。
昔ながらの焼型製法を守り、伝統意匠を基調としつつ、日々の暮らしに取り入れやすい落ち着いた佇まいの作品を生み出しています。
LINEUP
伝統工芸士の手仕事による、
すべて一点物の鉄瓶。
同じ工房・同じ意匠でも、二つとして同じ表情はありません。
気になる作家・紋様・容量から、あなたの一脚をじっくりお探しください。
並び替え:紋様の意匠(古くから親しまれてきた意匠の順) 亀甲 → 桜 → 石割桜 → アラレ → 松葉 → 雪花 → 雲龍 → 宝珠 → 葡萄 → 唐菊 → 菊 → 花鳥 → 松つまみ → 環文様
GUIDE
掲載するすべての鉄瓶を、容量・紋様・素材・IH対応の4軸で整理しました。
お選びの参考にしてください。
01容量の違いについて
掲載作品の容量は、最小0.65Lから最大2.7Lまで幅があります。
お一人〜お二人のお茶のひとときから、ご家族や来客時の湯沸かしまで、暮らしのシーンに合わせてお選びください。
0.65L〜1.0L
4点
お一人〜お二人のお茶・煎茶、毎日のひととき
1.4L〜1.6L
10点
二〜三人のお茶、来客時、贈答用途として人気の容量帯
1.8L〜2.0L
4点
四〜五人のお茶、家族の食卓、ゆとりある湯沸かし
2.2L〜2.7L
2点
大人数の集まり、来客が多い場面、存在感のある一品をお求めの方に
02紋様に込められた意味
南部鉄器の紋様には、長寿・繁栄・吉祥など、古来より日本文化に親しまれてきた意味が込められていると言われます。
本ページに掲載する主な14紋様の代表写真を一覧でご覧ください。

桜
6点

亀甲
2点

アラレ
1点

雲龍
2点

葡萄
1点

雪花
1点

松葉
2点

菊
1点

唐菊
1点

石割桜
1点

松つまみ
1点

宝珠
1点

花鳥
1点

環文様
1点
03焼型と砂鉄について
掲載するすべての鉄瓶が、約80工程の手作業からなる焼型製法で制作された南部鉄瓶です。
型の作成から仕上げまで、一品一品が職人の手仕事によって生み出されています。
14点
南部砂鉄を素材とする鉄瓶
砂鉄は密度が高く、熟練した職人の手仕事によって、長く愛用いただける一品に仕上げられます。本ページの主役となる希少素材です。
8点
鋳鉄を素材とする鉄瓶
古典的な南部型・アラレ文様から、丸みのあるやわらかな造形まで、伝統の意匠が活きる素材。日々の道具として親しみやすい価格帯。
04IH対応について
南部鉄瓶は、本来「直火(ガスコンロ・炭火)」での使用を前提とした道具です。
本ページに掲載する商品のうち、IH対応として明記されているのは田山鉄瓶工房の5点(No11/No12/No13/No15/No16)のみです(IHの機種により非対応の場合があります)。
その他の商品は、ガスコンロ・炭火・備長炭などでお使いください。
詳細は各商品ページの仕様欄をご確認のうえ、ご注文ください。
GIFT
南部鉄器の鉄瓶は、長く受け継がれる道具として、贈り物にもお選びいただいています。
シーンごとにおすすめの一品をご紹介します。
SCENE 01
人生の節目には、桐箱入りで作家の銘が刻まれた一品が選ばれています。
田山鉄瓶工房(田山和康氏「現代の名工」厚生労働大臣表彰)の、桐箱入り南部鉄瓶を3点。
SCENE 02
新しい家庭の門出には、長寿・繁栄・子孫繁栄を象徴するとされる意匠の鉄瓶が、古くから贈答品として親しまれてきたと言われています。
SCENE 03
毎日のお茶のひとときをより豊かにする贈り物として、扱いやすい容量で、日々の食卓に馴染む鉄瓶が選ばれています。
SCENE 04
海外のご家族・ご友人・ビジネスパートナーへの贈り物として、日本の伝統工芸を伝える一品が選ばれています。
コンパクトで梱包しやすいサイズや、ストーリー性のある作家の作品がおすすめです。
AWARDS & MEDIA
掲載作家の作品は、厚生労働大臣表彰・経済産業大臣賞をはじめとする公的な賞や、日本政府公式アカウントでの紹介など、客観的な評価を受けてきました。
現代の名工 厚生労働大臣表彰
田山鉄瓶工房 / 1994年 伝統工芸士認定
「現代の名工」は、卓越した技能を有する技能者を厚生労働省が表彰する制度です。
田山氏は経済産業大臣表彰、岩手県知事表彰、全国伝統的工芸品展NHK会長賞ほか多数の表彰を受け、日本伝統工芸士会会員幹事、東北伝統工芸士会副会長を務めています。
第47回 経済産業大臣賞
奈の花 / 本LP唯一の女性作家
2022年度・第47回 全国伝統的工芸品公募展において、作品「ブルーレースフラワー」で経済産業大臣賞を受賞。
日本政府公式Facebookアカウント「The Government of Japan」にて、佐々木氏の活動が世界に紹介されています。
通産大臣認定 伝統工芸士
薫山工房(三代目薫山) / 1994年 通産大臣認定
三代目薫山を継承する佐々木和夫氏は、伝統工芸士・浅田薫山氏に師事。
平成6年に通産大臣認定 伝統工芸士となり、初代薫山が戦前に日本工芸大賞を受賞した由緒ある意匠を受け継ぎ続けています。
日展 連続六回入選
及鉄鋳造所宝鉄堂(2代目鉄) / 「現代の名工」と称される鋳金作家
日展作家・伝統工芸士として、第二回日展「双葉」初入選以来、連続六回入選。
現代工芸展でも会員出品。
伝統工芸士認定試験の審査員も務めています。
日展 入選
工房和秋(雅号「和秋」) / 日展作家・伝統工芸士
日展作家・伝統工芸士として、日本伝統工芸金工新作展・日展・日本現代工芸美術展への入選歴を持ちます。
1982年(昭和57年)平泉にて独立。
日本民藝館展 入選・奨励賞
紅蓮堂代表 / 2015年独立
虎山工房・前田知行氏に師事し、2015年に紅蓮堂を設立。
日本民藝館展において以下の評価を受けたと紹介されています。
FAQ
ご使用後は、お湯を捨て、鉄瓶の余熱を利用して内側を乾かしてください。
洗剤や金属たわしのご使用はお控えいただき、外側の汚れは乾いた布や柔らかな布で軽く拭いていただくことをおすすめします。
詳細は各商品同梱の取扱説明書をご確認ください。
鉄瓶の内側に湯沸かし後にうっすらと赤くなる現象は、「金気(かなけ)」と呼ばれ、鉄瓶ご使用時に自然に生じることがあります。
表面に大きく発生する赤錆とは異なり、お湯を沸かして使用を続けていただくと「湯垢(ゆあか)」と呼ばれる白い被膜が形成され、安定すると言われています。
気になる場合は、お湯を沸かして捨てる工程を数回繰り返してみてください。
詳細は各商品同梱の説明書もしくは販売店までお問い合わせください。
鉄瓶は直火(ガスコンロ・炭火等)でお湯を沸かす道具で、内側は鉄が露出した状態です。
一方、鉄製の急須は内側にホーロー加工が施されているものが多く、お茶を淹れる用途で、直火にはお使いいただけないものが一般的です。
本ページに掲載するすべての作品は、お湯を沸かす「鉄瓶」です。
焼型製法は、約80工程の手作業からなる伝統的な南部鉄器の製法で、型の作成から仕上げまで職人の手仕事で行われます。
一方の生型製法は、型の一部に機械工程を取り入れた現代的な製法です。
本ページに掲載するすべての作品は、焼型製法による南部鉄瓶です。
製造に時間と熟練を要するため、価格帯は焼型のほうが高くなる傾向と言われています。
本ページに掲載する商品のうち、IH対応として明記されているのは田山鉄瓶工房の5点(No11/No12/No13/No15/No16)のみです(IHの機種により非対応の場合があります)。
その他の商品は、ガスコンロ・炭火・備長炭などでお使いください。
詳細は各商品ページの仕様欄をご確認のうえ、ご注文ください。
ご使用後はしっかりと内外の水分を取り除き、湿気の少ない場所で保管してください。
新聞紙等で包んでおくと余分な湿気を吸収しやすくなると言われています。
ご使用を再開される際は、まずお湯を沸かして捨てる工程を数回行い、内側の状態をご確認ください。
鉄瓶を使い込むほど、内側に「湯垢(ゆあか)」と呼ばれる白い被膜が徐々に形成されていきます。
湯垢が育つことで、お湯の風味がよりまろやかになると感じられる方が多いと言われています。
湯垢の育ち方には、ご使用の水質・頻度・お湯を入れたままの時間などにより個人差があります。
各メーカーの工房によっては、鉄瓶・釜の修理および着色直しに対応されている場合があります。
本ページに掲載する商品で不具合が発生した場合は、まずいわてバーチャル物産展までお問い合わせください。
製造元の工房と連携のうえ、対応可能な範囲をご案内いたします。
鉄瓶で沸かしたお湯は、口当たりがやわらかく感じられる方が多いと言われています。
微量の鉄分が溶出することについては研究でも報告されていますが、感じ方や効果には個人差があります。
お湯の味わいは、どうぞお手元でゆっくりお確かめください。
砂鉄は、鉄を含む砂を原料とした素材で、鋳鉄に比べて密度が高いと言われ、希少性の高い素材です。
本ページでは、砂鉄を素材とする鉄瓶と、鋳鉄を素材とする鉄瓶の両方を取り扱っております。
砂鉄を素材とする鉄瓶は、原料の希少性と職人の高い技術により、価格帯が高くなる傾向と言われています。
本ページに掲載する作品のうち、桐箱入りは田山鉄瓶工房の5点(No11/No12/No13/No15/No16)です。
桐箱は調湿性に優れた素材として贈答用途で重宝されてきたと言われており、桐箱入り商品は還暦祝い・退職祝いなど格式重視のシーンの贈り物にお選びいただいています。
桐箱なしの商品も、作家の銘・伝統工芸士認定・縁起意匠など、贈答品として評価される要素を備えています。
伝統工芸士とは、伝統的工芸品の製造に従事する技術者のうち、長年の経験と高度な技術を持つ方に与えられる認定です。
本ページに掲載する全10メーカーの作家が伝統工芸士に認定されています。
各作家の認定年・受賞歴は、「公的賞・メディア掲載」セクションでご紹介しています。
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